2013年10月2日
ガルバノスキャナシステム AGS-F301発売
〜 当社シングルモードファイバレーザ溶接機の
生産性、接合強度を高めます 〜
日本アビオニクス株式会社(本社:東京都品川区、社長:秋津 勝彦)は、当社シングルモードファイバレーザ溶接機 LW-F1000と組み合わせて使用することにより、その特長を最大限に活かすことができる【ガルバノスキャナシステム AGS-F301】を本日より発売いたします。
ガルバノスキャナとは、モータと反射ミラーによりレーザ光を高速、広範囲に走査する装置です。本システムは、当社のシングルモードファイバレーザ溶接機LW-F1000と組み合わせて使用することにより、その特長を最大限に引き出し、高い生産性と接合強度を実現します。スポット溶接、シーム溶接、気密封止溶接などを必要とするさまざまなアプリケーションにソリューションを提供します。
当社は今回のガルバノスキャナシステムの発売により、電子機器や自動車、医療、エネルギーなどの各分野での生産性向上に貢献いたします。
特長
1.連続出力レーザの高速走査により、高い生産性を実現
シングルモードファイバレーザ溶接機から連続出力されるレーザ光を本システムで高速に走査することにより、短時間で多点溶接や広範囲の溶接ができます。最大で連続1kWの高出力に対応します。
2.広い溶接エリア(□150mm)を確保
シングルモードファイバレーザ溶接機のビーム(レーザ光)は平行性が高く、照射距離が長くてもビームが広がらずに細いビーム径を維持できるため、広いワークディスタンスと溶接エリアを確保できます。
また、焦点深度が深いため溶接エリア内の高さのバラつきにも対応します。
3.高い接合強度を提供
接合ポイント近傍を高速走査することにより広い範囲で深い溶融部が形成でき、接合強度が高まります。
4.安定した溶接が可能
温度変化による位置ドリフトを抑制するデジタル制御の採用により、位置決め再現性の高い安定した溶接ができます。
本システムが溶接ソリューションを提供する分野
- 高速、多点溶接を必要する分野
例:電子部品(コンデンサ、コイル、コネクタ、センサ等)、自動車電装、医療 - 銅、アルミ材など溶接や気密封止に高いエネルギー密度を必要する分野
例:エネルギー分野(二次電池、キャパシタ、バスバー等)
- 角型リチウムイオン電池ケースの全周溶接例
参考
シングルモードファイバレーザ溶接機 LW-F1000
高品質なシングルモードファイバレーザ光を用いた溶接機です。
シングルモードのレーザ光はマルチモードに比べ平行性が高いので細く絞ることができ、高いエネルギー密度や深い溶け込みを実現できます。
最大1kWの高い出力により微小な溶接物や反射率の高いアルミや銅などを非接触で高品質に接合することができるため、2012年7月の発売以来ご好評をいただいております。
- シングルモード ファイバレーザ溶接機
LW-F1000
その他
本件に関するお問い合わせ先
接合機器事業部 営業部
〒224-0053 横浜市都筑区池辺町4206番地
TEL:045-930-3595
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