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2020年7月1日
日本アビオニクス株式会社

高精度・低価格なサーモグラフィを短納期で対応、7月出荷開始
発熱者の特定に特化した2機種を同時発売
-学校、病院、公共施設、商業施設で安全な生活をサポート-

スクリーニング用サーモカメラ InfReC  FSシリーズ	 【D20A-FS】	   	 【G20A-FS】

日本アビオニクス株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長:竹内 正人)は、人の体表温度から発熱の疑いがある人を被検者に近寄ることなく衛生的に特定する、発熱者スクリーニング用の赤外線サーモグラフィカメラ(以下、サーモカメラ) 【InfReC(インフレック)FSシリーズ】(以下新製品)を新たにラインアップし、7月から出荷開始いたします。

新製品は、移動する人をモニタリングしながら計測することが可能なドーム型【D20A-FS】と、可搬して自由に計測することが可能なハンディ型【G20A-FS】の2機種となります。各製品の測定時間は1秒以内で、温度精度は±0.5℃(【D20A-FS】はオプションの黒体炉使用時±0.3℃)です。体表温度と設置場所の環境温度から体温を推定するAI機能を標準搭載しており、体温計に近くわかりやすい温度表示*が可能です。【D20A-FS】はサーモカメラに加えて可視カメラも搭載しており、マスク着用の有無にかかわらず複数人の顔を自動検出して温度測定する機能がございます。これにより、蛍光灯など背景の高温物による誤検知を減らします。また、【G20A-FS】は非常に小型・軽量で操作しやすく、8時間のバッテリ駆動が可能となっております。いずれの機種も三脚に設置しての運用が可能です。

当社製品は、日本の電気用品安全法や計量法をクリアしており、安心してご使用いただけます。また、設置に必要な構成品をパッケージ化し、わかりやすい取扱説明書を添付して販売いたします。さらに、カメラとセットアップ済みのPCをオプション販売し、到着後すぐにご使用いただくことができます。新製品の納期は最短で1週間となっております。

高解像度で信頼性が高く、空港検疫所などで実績がある従来機種(R550Pro、R450SS、F50)とあわせて、様々なシーンに最適な機種をご提案いたします。

当社の発熱者スクリーニングに関する取り組み

今年4月に創立60周年を迎えた当社は、サーモカメラの国内トップメーカーとして半世紀にわたり、研究開発や製品検査、防災監視など様々なシーンに製品やシステムを納入し、「安心・安全な社会づくり」に貢献してまいりました。

2002年から2003年にかけてのSARS(重症急性呼吸器症候群)流行時には、その高い信頼性から当社製サーモカメラが全国の国際空港・港湾に配備され、水際対策として発熱者の検知(スクリーニング)に貢献しました。その後、2009年の新型インフルエンザ、2014年のアフリカでのエボラ出血熱、2015年の韓国でのMERSの流行におきましても、世界の水際対策に当社製品が多く採用されました。

2019年12月以降は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の急拡大に伴い、空港以外にも企業の受付や工場、公共施設、病院、交通機関、イベント会場、テーマパークなど人の往来が多い場所を筆頭に、スクリーニング用途でサーモカメラが採用され、集団感染のリスク低減対策として活躍しております。本年6月に入り国内の感染者数は一時よりは減少しておりますが、感染症対策としてサーモカメラを含めた体温測定器の配備が補正予算や助成金に組み込まれ、引き続き需要継続が見込まれることから、当社はスクリーニング用途に特化したサーモカメラをあらたにラインアップするとともに、既存製品についても安定供給に向けた生産体制整備を図っています。

現在、発熱者スクリーニング用サーモグラフィの普及とともに、運用方法や誤報などに関するご相談が多く寄せられるようになりました。当社は、約半世紀にわたるノウハウを持つ日本のサーモカメラメーカーとして、JIS規格の「JIS Z 2305赤外線サーモグラフィ技術者」の有資格者が営業、技術ともに多数在籍しており、最適機種のご提案から設置、運用方法に至るまでのサポートを実施しております。また、製品に精通した全国の販売店と連携しており、国内にサポートセンターを有することから、速やかな製品サポートが可能です。

当社および当社の製品には次のメリットがございます。

  1. 製品の信頼性が高く、検疫所など水際対策での実績が豊富
  2. 最適機種から設置までのご提案が可能
  3. 運用方法やアフターサービスのフォロー体制
  4. 全国に販売網があり、流通も安心

当社は今後も国内トップブランドとしてサーモカメラをさらに進化させ、社会の「安心・安全」に貢献するとともに、引き続き製品の提供とサポートをしてまいります。

  • サーモカメラは医療機器ではありません。

【本件に関するお問い合わせ先】

電子機器営業本部 赤外線サーモグラフィ営業部
〒224-0053 横浜市都筑区池辺町4475番地
TEL:045-287-0303
Email:product-irc@ml.avio.co.jp
URL:https://www.avio.co.jp/
スクリーニング専用ページ:https://www.avio.co.jp/products/infrared/pandemic-solution/

本リリースに掲載されている内容は、発表時のものです。
商品の販売終了や組織の変更により、お問い合わせ先など最新の情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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