ニュースリリース
報道各位
2025年1月8日
日本アビオニクス株式会社
日本アビオニクス
国内唯一*1ポータブル型 医用サーモグラフィ F50ME を発売
― 医療現場の効率化と患者負担の軽減を実現 ―
日本アビオニクス株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長:竹内 正人)は、「医用サーモグラフィ F50ME」 を本日発売いたしました。 (厚生労働省 医療機器承認番号 30600BZX00223000)

近年、少子高齢化が進む日本では、健康寿命に関する期待が高まっている一方で、医療従事者の不足や、それに伴う労働環境の悪化が深刻な問題となっており、医療業務の効率化が求められています。
当社では、医療関係者へのヒアリングやディスカッションを重ね、このたび、当社が保有するサーモグラフィの豊富な経験と技術を活かした医用サーモグラフィ「F50ME」(以下本製品)を全国に向けて発売することとなりました。
本製品は、非接触かつ非侵襲で患者の体表温度分布を把握できるため、安全性が高く、炎症や血行障害の範囲の確認や治療効果の確認などに活用が期待されています。また、厚生労働省の医療機器承認を受けた安全な医療機器であり、医療現場における効率化を促進するとともに、医師と患者の負担を軽減する多くの機能を備えています。さらに、ポータブル型であるため診療場所を選ばず、様々な医療現場でご活用いただけます。
本製品の特長
1.医療現場において安全で安心して使用できる医療機器
「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)」に従い医療機器として開発し、厚労省承認を取得した製品(承認番号:30600BZX00223000)
2.医療用途に適した機能
①患者データ管理
- 患者情報(ID、氏名、生年月日等)に紐づいた測定データを保存・表示
②診断レポート自動作成
- 診断結果を即時に定型フォームで作成し、記録
③特定検査に対応
- 負荷検査(冷水、アルコール等々)における連続測定データと回復率を取得
- 10箇所の同時測定(左右の指の測定を想定)
④操作性
- 10インチのタッチパネルを採用
- 運用フローに適したメニューレイアウトとわかりやすいアイコンを提供
⑤視認性(見やすい診察画像の表示)
- 患部拡大表示、過去画像比較表示
- 表示画素数 57,600画素
⑥診察場所を選ばない
- 小型、軽量、バッテリ駆動で検査室設置に加え、診察室、ベッドサイド、往診に対応
3.患者の負担軽減
- ポータブルな上、タブレットと分離する小型軽量(110g)で、フォーカス調整不要(測定距離範囲40㎝~270㎝)なカメラにより、フリーなアングルで、患者に無理なく患部を撮影。
- 非接触、非侵襲で瞬時に温度分布情報を取得し、表示(フレームレート7.5Hz、温度分解能0.06℃以下)
利用シーン



製品仕様
項目 | 仕様 |
---|---|
医療機器承認番号 | 30600BZX00223000 |
検出器 | 2次元非冷却マイクロボロメータ |
測定温度範囲 | 0~50℃ |
温度分解能 | 0.06℃以下 |
フレームレート | 7.5Hz |
表示画素数 | 240(H) x 240(V)画素 |
測定視野角 | 37.5°x 37.5° ±3.5° |
測定距離範囲 | 40cm ~ 270cm |
フォーカス | 固定 |
空間分解能 | 2.8mrad |
電源 | AC100V(ACアダプタ経由) リチウムイオンバッテリ (バッテリ駆動時間:4時間*2) |
外形寸法 (接続ケーブル、突起部除く) |
カメラヘッド:32 x 42 x 133mm コントローラ:197 x 272 x 19.5mm |
質量 | カメラヘッド:約110g コントローラ:約1,200g |
標準添付品 | ACアダプタ、電源コード、スタイラスペン、カメラホルダ ネックストラップ、ミニ三脚、microSDHC*3カード 取扱説明書(CD)、検査証・保証書 |
- 2024年12月末日時点 当社調べ(バッテリ駆動国内医用サーモグラフィ)
- 常温環境下において
- microSDHCはSDアソシエーションの商標または登録商標です。
<仕様など詳細はこちら>
医用サーモグラフィF50ME 製品ページ
【本件に関するお問い合わせ】
日本アビオニクス株式会社 センシングソリューション事業部 営業部
TEL:045-287-0303
URL:https://www.avio.co.jp/
本リリースに掲載されている内容は、発表時のものです。商品の販売終了や組織の変更により、
お問い合わせ先など最新の情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。