直近の業績

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決算概況

(単位 : 百万円)
2023/3
2024/3
前期比
増減
前期比
増減率
売上高
17,754
18,055
301
1.7
営業利益
1,951
2,178
227
11.6
経常利益
1,925
2,152
227
11.8
親会社株主に帰属する当期純利益
1,820
2,149
329
18.1
当期におけるわが国経済は、自動車生産の回復などを受けて経済活動の正常化、インバウンド
を中心とした景気の持ち直しなど、緩やかな回復の動きがみられました。しかしながら、長期化
しているウクライナ問題や中東情勢の緊迫化など世界情勢不安、中国を中心とした海外経済の停
滞、世界的な物価上昇や円安の進行など、先行き不透明な状況が続きました。
 
当社グループを取り巻く事業環境は、セグメント別の状況としては、電子機器は車載電装品や
ワイヤレス機器向けの電子部品関連の需要は持ち直しが見られたものの、スマートフォンなどの
生産設備投資は低迷し、全体的な需要は低調に推移いたしました。一方、情報システムは、防衛
予算の増額が追い風となり、大幅な需要増により好調に推移いたしました。
 
このような状況において、当社グループは、継続して顧客価値向上を目的に、新たな製品やソ
リューションを生み出す研究開発力、QCDの向上を図るものづくり力、新規顧客獲得のための
マーケティング力の強化により、競争力向上に努めるとともに、三現(現地、現物、現実)主義
監査による品質管理強化を推進いたしました。
 
情報システムにおいては、積極的な提案活動の推進による受注・売上の拡大及び継続的なQC
D改善活動による更なる収益性の向上を図りました。電子機器においては、新製品の開発及び市
場投入を進めました。接合機器では、自動車の電動化や高機能化により伸長している電池やモー
タ、ハーネスの市場に向けて電力伝送効率化、急速充電対応の実現に貢献する大電流高信頼性イ
ンバータ式抵抗溶接機や高出力超音波金属接合製品の販売を開始いたしました。センシングソリ
ューションでは、設備の状態・予兆を遠隔監視する赤外線サーモグラフィ ネットワークサーモ
N50の販売を開始いたしました。
 
当期における当社グループの連結業績は、売上高は180億55百万円(前期比1.7%増)、営業利
益は21億78百万円(前期比2億26百万円増)、経常利益は21億52百万円(前期比2億27百万円
増)、親会社株主に帰属する当期純利益は21億49百万円(前期比3億28百万円増)と増収増益と
なりました。

詳しくは決算短信をご覧ください。