廃棄物処理施設における
リチウムイオン電池(LIB)の
発火予防
廃棄物の中でリチウムイオン電池の発火による火災が増えてきています。
発火前に発見することにより被害を防ぐことにつながります。
ゴミ処理場やリサイクルセンターにおけるリチウムイオン電池の発火の現状
リチウムイオン電池(LIB)は、モバイルバッテリー、加熱式・電子タバコ、電動歯ブラシ、ハンディ扇風機、ゲームコントローラーなど、様々なものに使われています。
故障などで廃棄する際には分別すべきものですが、完全に分別が行われていない場合があります。

そのため、分別されなかったリチウムイオン電池など二次電池が原因での廃棄物処理施設(ゴミ収集車、ゴミ集積所)等における火災の割合が年々上昇傾向にあります。
■リチウムイオン電池による火災と思われる件数
- 2019年: 9,732件
- 2020年:12,765件
※参照
総務省消防庁資料
環境省資料

赤外線サーモグラフィによるリチウムイオン電池の発火予防
ゴミの中に紛れたリチウムイオン電池は、廃棄物処理の流れの中で、圧力や衝撃により発熱し発火・遅延発火に至る恐れがあります。
発火の危険性のある箇所い赤外線サーモグラフィを設置し、発火する前の発熱状態を検知することで火災となる前に消火活動など行うことが可能になります。
■廃棄物処理施設(ゴミ収集車、ゴミ集積所、ベルトコンベア、破砕機)等における発火の危険性のある箇所

■廃棄物処理施設(ゴミ収集車、ゴミ集積所)等での火災予防対策に赤外線サーモグラフィを設置した場合

※参考資料
- 国立環境研究所 資源循環領域/上級主席研究員 寺園 淳 博士の講演
LiBコン!表彰式_基調講演_リチウム蓄電池による発火事故を防ぐ
リチウムイオン電池の発火予防に適切な赤外線サーモグラフィ
■N50シリーズ
◆汎用WEBブラウザ(Microsoft Edge)による
カメラ制御とモニタリングが可能
- 特注ソフトウェア無しでカメラ制御とモニタリングが可能
- オペレーターの安全を確保し、設備点検のDX化・省力化を実現
◆異常検知時、本製品から接点出力可能
- アラーム発報条件はWEBブラウザ上で設定可能
- 任意の形状で監視領域の設定(5エリア)で誤検知防止

■InfReC TS600シリーズ
◆最新の高感度・高画素VGAセンサと汎用プロトコルを搭載
- 最新の高感度・高解像度VGA(640×480画素)で、広範囲を撮影しても鮮明で高画質な赤外線映像を提供
- 幅広い監視・制御システムの構築に威力を発揮
◆高精度で温度計測
- プロセス監視や防災監視など、高い温度精度が求められる市場のニーズに対応
◆カメラ本体のアラーム機能
- 領域設定機能
監視対象外エリアのマスキングが可能で、照明などの外乱の影響を除いて異常温度を検出することが出来る - 2重警報機能
カメラ本体にアラーム信号出力機能を搭載しており、PCのアラーム信号出力と合わせて2重警報システムの構築が可能
(通信系統の異常などによる無監視状態を回避できる)

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