お役立ち情報

2022/07/01

炎の向こうを測る!
燃焼炉内の劣化検査やクリンカ付着確認が出来る!
状態監視に威⼒を発揮!

■炎の向こうを測れるカメラ

1.火炎越しの計測の事例

2.火炎越し測定の原理

3.非冷却型センサでメンテナンスフリー

4.動画「炎にひそむリスクを検知」

火炎越し計測モデルR300BP-TF

火炎越し計測モデル
R300BP-TF

①火炎越しの計測の事例

■稼働中燃焼炉内の状態や、燃焼物等の確認

  • 火力発電所:稼働中ボイラ内のクリンカ確認
  • 化学プラント:反応炉内部の配管コーキング確認、炉壁状態監視

◆ガス火炎の影響を軽減!

▼炎で内部が見えません

炉内バーナー可視画像
炉内バーナー可視画像

▼炎越しでも内部の温度分布を確認できます

炉内バーナー熱画像
炉内バーナー熱画像
ボイラ―内部の可視画像
ボイラ―内部の可視画像
ボイラ―内部の熱画像
ボイラ―内部の熱画像

②火炎越し測定の原理

ガス燃料(炭化水素ガス)が燃焼する際、火炎から赤外線が放射されます。
これに加え、赤外線を吸収する水蒸気(H2O)や炭酸ガス(CO2)などが生成されるため、
サーモグラフィで火炎越しの撮影を行うには以下の条件が必要となります。

  1. 炭酸ガスや水蒸気など、燃焼時に生成されるガスによる吸収が少ない波長帯を選択する
  2. 炎の放射強度が大きな波長帯から、可能な限りはなれた波長帯を選択する
  3. 上記(1、2)の波長帯に感度を持つ赤外線センサを使用する

1と2の結果から、火炎越し計測で最適な波長帯は3.8µmであることがわかります。

火炎越し測定の原理

③非冷却型センサでメンテナンスフリー

通常、この波長帯に感度を有するセンサは冷却型センサとなりますが、高額である上、一定の使用時間ごとに冷却器のメンテナンスが必要となります。
従来の冷却型センサを搭載した炎越しモデルと比較して、大幅な低価格でメンテナンスフリー。
センサ冷却機の交換が不要なため、寿命を気にせず使用でき、保守費用も掛かりません。

非冷却型センサでメンテナンスフリー

④【動画】炎にひそむリスクを検知

本ムービーには音声が含まれていますので、音量にご注意ください

日本アビオニクス YouTubeチャンネル

R300BP-TF 製品のページはこちら

火炎越し計測モデル R300BP-TF

R300BP-TF

▲燃焼炉からの膨大な輻射熱から測定作業者を護る防護シールドで、安全を確保しながら撮影が可能です。

<参考>
特殊計測カメラ R300BP ラインアップ

火炎計測モデル <R300BP-OF 製品のページ>
ガラス表面計測モデル <R300BP-TG 製品のページ>
ガラス越し計測モデル <R300BP-OG 製品のページ>

【お役立ち情報に関するお問合せ先】
センシングソリューション事業部 営業部
〒224-0053 横浜市都筑区池辺町 4475 番地
TEL:045-287-0303
Email:product-irc@ml.avio.co.jp
URL:https://www.avio.co.jp/

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