高周波誘導加熱装置
製品ラインアップ
高周波誘導加熱とは、電磁誘導を利用して、金属を自己発熱させ加熱する方式です。 プラスチック部品への、ナットやボルト、ネジの圧入や金属部品の加熱に使われます。 ヒータ方式とは異なり、瞬時に発熱できるため予備加熱が不要です。
日本アビオニクスの高周波誘導加熱装置 UIシリーズは、空冷設計の小型・軽量化タイプです。自動機組込みが容易です。
特長
- 鉄鋼はもちろん、非磁性体金属である真鍮も加熱可能
- Φ4~30mmのワークに対応
- ヒーター方式とは異なり瞬時に発熱できるため余熱時間が不要となり、消費電力低減と金属パーツの改質防止に貢献
- 集約化高効率設計により小型軽量化を実現
- 加熱コイルは、簡単に巻ける小径の銅線・銅パイプを採用
- コイルとマッチングボックス間の接続はリッツ線のため、自動機への接続が容易
- 非接触式赤外線温度センサーと組み合わせることにより、トルク強度・抜き強度のバラツキを最小に抑えた精密加工生産が可能
ナット圧入
- 金属ネットやボルトを電磁誘導で加熱し、樹脂製品へ圧入します。
- 金属部品を加熱膨張させ、圧入部品を圧入することができます。
溶かししろ
- プラスチック成型品の穴径はワークよりも0.3~0.6mm小さくしてください。
- ネジガイドおよび溶け樹脂の逃げ穴が必要です。
ラインアップ
- UI-3002
鉄鋼の加熱に最適な基本モデル - UI-7003
マッチングダイヤル切替により、真鍮も加熱できるスタンダードモデル - UI-9001
より短時間で加熱を行える高出力モデル
誘導コイル各種
- お客様のニーズに合わせて多種多様なコイルをご用意しています。
- コイルはお客様にて交換可能です。
仕様
項目 | UI-3002 | UI-7003 | UI-9001 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
誘導加熱装置 | 型名 | UI-3002-OSC | UI-7003-OSC2 | UI-7003-OSC | UI-9001-OSC | |
出力 | 400W | 800W | 1000W | |||
周波数 | 30kHz | 60kHz | ||||
電源電圧 | AC100V±10% 50/60Hz | 3相AC200V±10% 50/60Hz | ||||
電源所要 | 600VA | 1800VA | 2100VA | |||
発振方式 | 振動帰還方式 | 周波数自動追尾方式 (ATHMOS) | ||||
設定範囲 | 3段階 | 8段階 | ||||
冷却 | 無し | 空冷(ドライエア) | ||||
外形寸法(mm) | W155xD265xH200 | W184xD345xH153 | ||||
質量 | ≒3kg | ≒4.5kg | ||||
マッチング ボックス |
型名 | FC-6 | FC-6A | FC-6B | FC-6C | |
冷却 | 無し | 空冷(ドライエア) | ||||
外形寸法(mm) | W110xD126xH55 | W55xD145xH60 | W80xD185xH63 | W80xD185xH63 | ||
質量 | ≒1.0kg | ≒0.7kg | ≒1.1kg | ≒1.1kg |
- 冷却ファンを駆動するために電源(DC24V)が必要です。
- 誘導加熱装置は高周波利用設備申請が必要です。
高周波誘導加熱装置の仕組みについて、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
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