パルスヒートユニットの原理

パルスヒートとは、ヒータチップ/ヒータツールと呼ばれる金属製の加熱体に電流を流し、抵抗発熱を利用して、熱と加圧で瞬間的に、はんだ付け、熱圧着、樹脂溶着を行う当社独自の工法です。

パルスヒートユニットの基本構成と役割

接合物を押さえて圧力を加えながら電気を流し、抵抗発熱で加熱します。

基本的な工程フロー

  1. ヒータチップ・ヒータツール(図1参照)を対象ワークに押し当てて加圧します。
  2. 加圧したままヒータチップ・ヒータツールに電流を流し常温から任意の設定温度に昇温させます。
  3. 設定した時間加圧と加熱を保持します。
  4. 設定した時間が経過したら通電を終了し、設定温度まで冷却したら加圧を解除します。
  5. ヒータチップ・ヒータツールは常温に戻ります。(図2参照)
図1 パルスヒートによる接合モデル
図1 パルスヒートによる接合モデル
図2 温度プロファイル
図2 温度プロファイル

パルスヒートの特長

温度のコントロールはヒータチップ/ヒータツールの温度をフィードバックして、設定した温度プロファイルを忠実に再現します。

  • 温度の立上がりが速く、温度の再現性がよい。
  • プリ・メインヒートなど温度プロファイルが容易に実現できる。
  • 局部加熱のため、周囲への熱影響が小さい。
  • 押さえつけたまま冷却させるため、浮きよる未接続がない。
  • 作業者の熟練度に左右されない。

パルスヒートユニットの原理紹介ムービー

本ムービーには音声が含まれていますので、音量にご注意ください

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