フェルール端子を使わない
プッシュイン方式

より線に、フェルール端子を圧着し端子台にさし込むだけで、簡単に接続できるプッシュイン接続方式。
日本では、ききなれない方式ですが、ヨーロッパでは主流の方式になっています。ケーブルさし込み式なので、単線ならば入れるだけななので簡単ですが、より線の場合は、より線がバラけないように束ねないとつかえません。ケーブルを束ねるためには、フェルール端子で圧着する必要がありますが、部材不足により、フェルール端子を手を入れるのが、難しくなっています。しかもコストもアップ。
超音波をつかった「コンパクティング」という方法を使うと、フェルール端子を使わずに、より線をまとめることができ、プッシュイン方式の端子台に接続できます。

コンパクティングとは

コンパクティングとは、より線の端末を加熱と加圧で、長方形に固める技法です。コンパクティングを行うことで、より線のバラけがなくなり、ショート防止や、溶接強度が向上します。ハーネスなどの端子接合に利用される技法です。

コンパクティングとは

銅より線のコンパクティング方法

銅より線のコンパクティングには、銅との相性がよい超音波方式がおすすめです。
超音波金属接合は、線径AWG24(0.2SQ)~AWG1(38SQ)まで、コンパクティングが可能です。外観は凹凸ができます。この凹凸が、プッシュイン接続方式の端子台での、抜け防止に役立ちます。

銅より線のコンパクティング方法

超音波金属接合の銅より線コンパクティング

AWG16までのより線のコンパクティングなら、日本アビオニクスの小型超音波金属接合機で対応可能です。扱いやすい100Vで動作が可能。加圧も電動スライダですので、取り扱いが簡単です。また、コンパクティング用の専用ガイドも提供しています。

超音波コンパクティング技術を使うことで、フェルール端子を使わずに、プッシュイン方式の端子台に接続できます。コストダウンと短納期対応が実現できます。

超音波金属接合の銅より線コンパクティング
端子台接続例
専用ガイド例
専用ガイド例

コンパクティング事例

AWG16(φ0.32×16本)の銅より線のコンパクティングにかかる時間は、0.3秒と高速です。面積は、1mm×3mmとコンパクトに仕上がりました。

専用ガイド例

技術資料ダウンロード

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