汎用型パルスヒート電源
TCW-415

パルスヒートとは、金属ツールに電流を流して発生する抵抗発熱とリフロヘッドによる加圧で、高品質にはんだ付けや熱溶着を行う技術です。精密な温度フィードバック制御で安定した接合を実現します。

新機能搭載 パルスヒート電源TCW-415

はんだ付け、熱圧着、熱カシメなど多彩な接合に使われていますベストセラー電源TCW-315をリニューアルしました。
新機能のヒートシフト機能やアフターヒート設定で、より高品質で安定したはんだ付けや熱圧着、樹脂の熱カシメを行うことができます。

写真:汎用型パルスヒート電源 TCW-415

特長

  • 高信頼性接合
    加圧したまま加熱・冷却するため、接合対象物の位置ずれなどを抑制した接合が可能
  • 多彩な温度プロファイル
    局部的・瞬間的な加熱により、周辺部品への熱影響を抑制
  • 新機能
    • ヒートシフト機能(接合対象物の温度をトリガーに制御条件を切り替える機能)
    • ヒート制御ステップ数(4ステップ)
    • アフターヒート設定が可能となり樹脂かしめ時の離型性が向上
    • 外部I/Oに入力した変位センサなどの信号をトリガーに制御条件を切り替えることが可能
    • 冷却完了まで温度波形を描画
    • 電流値表示機能が追加され、消費電力算出による消費電力管理が容易
  • 鉛フリーはんだにも対応
  • 多彩な監視機能
    温度モニタ(平均値、ピーク値)、異常検出(温度過昇、熱電対断線など)
  • CEマーキング(オプション)

ヒートシフト機能

接合対象物の温度をトリガーに制御条件を切り替えます

使用例
  1. 放熱が大きい基板の予備加熱温度をトリガーにメインヒート温度に移行し、メインヒート開始時の温度を安定化
  2. 耐熱温度が低い基板の耐熱温度をトリガーに次のヒート条件に移行し、基板への熱影響を低減
図1:ヒートシフト機能の構成イメージ図 図2:ヒートシフト機能の波形イメージ図

仕様

項目 TCW-415
加熱温度 室温〜600℃ 1℃ステップ
熱電対タイプ E or J or K タイプ
加熱時間 0.01-99.99sec
定格容量 750VA
ヒート制御 4ステップ
画面表示 5.7インチカラーLCD
モニタ機能 温度、外部入力
インターフェース RS-232C、I/O
トランス 内蔵
トランス 2次電圧 0.88V、1.24V、1.75V、2.47V、3.5V
電源 単相 AC200V〜230V±10% 15A
(オプション: AC100 – 115V)※
外形寸法 / 質量 W200×D320×H283mm≒20.0kg

※ 入力電源のオプションは出荷時に設定

パルスヒートユニットについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

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